水虫薬によるかぶれ
最近、水虫(白癬)で受診される方が多くなってきました。
冬は、踵や足底のカサカサ水虫が多いのですが、
夏は、趾間のジュクジュク水虫が多くなります
このジュクジュク水虫は、結構な確率で水虫薬にかぶれます
当院受診の自称水虫の患者さんの多くは、
水虫薬によるかぶれ(下写真)です
『水虫薬をしっかり塗っているんですが、どんどん水虫が悪化します』や
『市販の水虫薬をあれこれ試しているんですが、頑固な水虫で治りません』
なんてフレーズは、大概これですね
患者さんの多くは、かぶれが起こると水虫が悪化したと勘違いします。
そして、もっと水虫薬を塗ろうとします。
そしてさらにジュクジュクになって、さらに塗る量を増やして・・
と泥沼にはまり込みます
また、水虫という自己診断そのものが誤っている可能性もあります。
汗疱・汗疱性湿疹、掌蹠膿疱症など、
水虫とそっくりな病気が他にもありますからね。
われわれ皮膚科医は、どんなに水虫そっくりでも
必ず顕微鏡で水虫菌(下写真)をチェックします。
写真の糸くずみたいなのが水虫菌です
自己治療に反してどんどん悪化する水虫は、
医療機関を受診して
正確な診断のもとに治療することをお勧めします
(院長)
*7/25(土)は臨時休診日です。
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8/10(月、祝日)、12(水、定休日) は休診日です。