にきび治療は時間を要する!
毎年3月中旬ごろから、受験も終わり入学に向けて
今のうちにざ瘡(にきび)を治しておこう
という患者さんが大勢こられます
にきび治療の常識では、
急性炎症期治療(赤いにきびの治療)は3ヶ月、
維持期治療(主ににきび痕の治療)は半年以上必要です。
3月の中旬の受診では4月には間に合いません
他県に行かれる方は、
紹介状を書くだけで終わってしまいます
4月に間に合わせたい方は、今がギリギリでしょうね
よって、早めの医療機関の受診をお勧めします。
ところで、今回はデュアック配合ゲルのお話を少しします。
この薬剤は、にきび治療薬の中でも、
赤にきびに対して最も即効性があります
しかし、ただ使えば良いわけではありません。
塗る量と塗り方が最も大切なんです。
これを使って効果がなかったという方の多くは、
塗る量が決定的に不足しています
塗る量は、月2本(20g/月)が理想です。
しかし、この量を適当に塗れば、
副作用である皮膚刺激症状が現れます。
よって、塗り方が大切なんです!
受診された方は、この塗り方を
当院監修のガイドブック(下図)を使って詳しく説明します
ところで、なかなかかっこいいガイドブックでしょ
でも内容は、
新しく作ったべピオローションガイドブックの方が上かなぁ
にきびを本気で治そうと思う方は、
定期的な通院と、
ある程度の時間を要するということを理解した上で、
医療機関を受診してください。
(院長)