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2014年11月19日 (水)

にきび治療薬『ディフェリン・ゲル』の治療経過イメージ

にきび(ニキビ、ざそう)治療の世界標準は、トレチノイン製剤です。ガイドラインでも軽症から重症まで第一選択薬となっています。日本では、『ディフェリン・ゲル』がそれに相当しますhappy01
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この薬は、皆さんが想像しているほど早く効く薬ではありませんcoldsweats01どんな治り方をするのかイメージをもつことが大切ですので解説しますhappy01
 
下写真は、治療前です。 点線の囲いの中には、毛穴のようなものが点状に見えますが、これがにきび(ニキビ、ざそう)の元の面ぽうというものです。
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治療1ヶ月半後です。赤みは若干引きましたが、逆ににきび(ニキビ、ざそう)は増えているようにも見えます。患者さんから、「全然治ってない!」と言われることが多い時期ですねcoldsweats01しかし、よく見ると、点線の囲い(上写真)の部分の面ぽうが目立たなくなっています。
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4ヶ月を過ぎると、新しいにきび(ニキビ、ざそう)は出なくなり、面ぽうはかなり減少していますね。この時期の赤みにはレーザー(Vビームによるにきび跡治療)がよく効きます。
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6ヶ月を過ぎると、ほとんどのにきび(ニキビ、ざそう)が消失します。下の写真は8ヶ月目です。この患者さんはこのあたりがゴールですが、できれば週2〜3回の外用で治療を継続するプロアクティブ療法をおすすめします。
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以上が、みなさんの大体の経過ですが、これ以上に長引く人もいれば、もっと早く改善する方もおられます。
 
以上の経過は、データ(下グラフ)にも出ていて、プラセボ(灰色線)に比べて効果に有意差がでるのは外用3ヶ月目なのです。
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ただし、このデータは月2本(30g)を外用したときのもです。月1本以下しか使っていない方は、もっと効果がでるのは遅いでしょうcoldsweats01
 
しかし、にきび跡の防止を含めてきれいに治せるという点においては、この薬の右にでるもはありません(少なくとも保険診療では)think
 
にきび(ニキビ、ざそう)を本当に改善させたいのであれば、ディフェリンゲルを少なくとも3ヶ月以上、できれば6ヶ月以上は月2本で使用したいところですhappy01
 
 
(院長)
 
tulip冬になり、ディフェリンゲルの副作用である肌の乾燥が出現悪化してきます。次回は副作用の回避方法について述べたいと思います。
 
 

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