にきび治療はいつまで続けるのか?
連休が終わって怒涛の外来が続き、
土曜日などは、午前中だけで240人の患者さんが来院されました
私もくたくたでしたが、患者さんも待ち時間が長くて大変だったと思います。
今週は、もう少し落ち着いてくると思います。
下写真は、土曜日診療後に撮ったクリニックの玄関です。青紅葉がかなり茂ってきました。夏はもう直ぐですね
ところで最近、しばらくざ瘡(にきび)治療を中断されていた方が何人か再診されました。
大部分の方が萎縮性瘢痕(永久に残るにきび痕)をすでに起こしていました
にきびは3ヶ月放置すると、その8.2%は萎縮性瘢痕になります[1]
萎縮性瘢痕は完治が難しいのです
ただし、それ以上の被害を食い止めるためにも治療を再開継続することは非常に大切です。
にきびは慢性持続性の疾患です。中断すると再燃し、萎縮性瘢痕リスクが高まります。
できるかぎり継続して綺麗な状態を維持することをお勧めします
継続は大変ですが、
にきび治療薬(特に過酸化ベンゾイル製剤)を塗り続けると、にきびだけでなくお肌そのものがどんどん綺麗になるという特典があります[2]
特に成人女性のにきび患者さんにはお勧めです
どんな美容治療も敵わないと思うくらいです
にきび治療薬は、すごく素晴らしい美容液を使っているという感覚で塗りましょう。
もうやめる必要はありませんよね
(参考文献)
(1) Do TT et al: JAAD 2008; 58:603-608
(2) Dreno B et al: JDDG 2018; 24: 37-46.1185-94.
(院長)
*萎縮性瘢痕のブログ:
*にきび治療でお肌が綺麗になる話のブログ: