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2023年5月

2023年5月31日 (水)

アトピー性皮膚炎の新プロアクティブ療法

明日から横浜で、
 
第122回日本皮膚科学会総会が開催されます。
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私は、4日目のランチョンセミナー35で講演をします。
 
内容的には、
デュピルマブを併用した新しいプロアクティブ療法
②難治性顔面病変の原因と対策
デュピルマブの長期継続者の経過
デュピルマブと円形脱毛症
デュピルマブの寛解中止後の経過
デュピルマブの遠隔診療
デュピルマブのスタッフによる導入方法
などです。
 
デュピルマブとプロアクティブ療法を併用することの利点は、
 
寛解速度と寛解後の経過の改善ですhappy02
 
併用する方が、デュピルマブ単独よりはやく改善し、
 
デュピルマブ中止後も長期に寛解を維持できます。 
 
実際に、ほとんどの患者さんが再発をしていません。
 
そのうち3人は、デュピルマブを中止して
 
もうすぐ2年になります。
 
超重症だった患者さんばかりだからすごいですcoldsweats02
 
しかもこの薬は、
 
重症の患者さんのためだけの薬ではありません。
 
中等症から使える薬剤です。
 
さらに、安全性も抜群!
 
もうすでに、生後6ヶ月からの有効性と安全性が
 
報告(1)されていますから、
 
日本も近いうちに小児の適応が取れると思いますよhappy01
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(参考文献)
(1)Paller AS, et al : Dupilumab in children aged 6 months to younger than 6 years with uncontrolled atopic dermatitis: a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet (2022) 400(10356):908–19.
 
(院長)
 

2023年5月25日 (木)

ニキビとアトピーの2つの全国講演会

この前の日曜日は、東京で2つの全国講演会がありました。
 
1つは、アトピー性皮膚炎治療薬デュピクセントの講演会、
 
そしてもう一つは、ニキビ治療薬べピオの講演会です。
 
ニキビの講演は、アトピーの講演会場の近くに、
 
特設会場を設けてもらってWEB配信しましたcoldsweats01
 
朝8時から打ち合わせの後、午前9時から講演でした。
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演者席から見るとこんな感じですsmile
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現地会場198人を含め、3943人の医療関係者が聴講されたようです。
 
その後、急いでアトピーの会場に戻ってsweat01
 
午前10時から講演会の座長をしました。
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演者の一人は、当院師長です。
 
看護師としては、1人だけ選ばれての講演ですhappy02
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現地会場には、500人以上が参加し、
 
コロナ禍以来久しぶりの大講演会でした。
 
このデュピクセントという治療薬は、
 
安全性と効果という点で、
 
今後、アトピー性皮膚炎
 
スタンダードな治療になっていくでしょう。
 
これに、プロアクティブ療法を加えた
 
新プロアクティブ療法を広めていきたいと思っていますgood
 
来週末の総会で、さらに詳しくお話ししますhappy01
 
(院長)

2023年5月 5日 (金)

デュピクセント治療の講演 in 総会

生物学的製剤デュピクセントの登場によって、
 
どんなに重症のアトピー性皮膚炎でも
 
安全に寛解状態(皮疹や痒みがない状態)に
 
することが可能になりましたhappy02
 
安全性と効果という点では、
 
これに勝る治療はないでしょう。
 
すごい時代になりましたねhappy02
 
ということで、 
 
今年の第122回 日本皮膚科学会総会で、
 
デュピクセント治療について講演をします。
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将来的にはこれが、アトピー性皮膚炎
 
スタンダードな治療になっていくでしょう。
 
ただし、適当に投与するのでは無く、
 
計画的に治療していく必要があります。
 
効果も、中止後の再発率も全然違いますからwink
 
講演内容では、
 
4年投与の患者さんの経過や状態、
 
寛解後にデュピクセントを中止した方達の経過、
 
稀な副作用(関節痛、乾癬など)の対処法、
 
円形脱毛症への効果など
 
興味深い内容満載でお話しようと思います。
 
乞うご期待happy02
 
(院長)

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