2020年1月16日 (木)

爪が皮膚に食い込んで痛い!爪刺し

爪刺し(刺し爪)は、爪が皮膚に食い込んで痛い状態です(下写真の矢印)。
 
陥入爪(かんにゅうそう)とも言います。
Photo
 
爪の切りすぎが主な原因ですねcoldsweats02
 
ひどくなると、感染を起こし赤い肉芽が盛り上がってきますshock
 
中等症までなら、人工爪で簡単に治療できますhappy02good
 
下写真の方は、人工爪治療により3週間弱で治癒しました。
1
 
この人工爪治療は、当院のオリジナルな方法で行うものです。
 
利点は、
 
処置時間が1分程度であり、通常の人工爪より頑丈で取れにくく、安価です。
 
また、手術と違って合併症もありませんhappy02
 
手術は、十数年を経過して爪変形、疼痛、歩行困難を起こす可能性がありますweep
 
ただし重症の場合は、手術になるケースもあります。
 
特に長期間放置している方は・・・shock
 
最初の写真の重症例は、手術になりました。
Photo
 
ちなみに当院では、合併症を起こしにくい手術方法を採用しています[1]
 
しかし、合併症が皆無と言うわけではありませんので、出来る限り手術は避けた方が良いでしよう。
 
ですから、重症にならないうちに早期の受診をお勧めしますhappy01 
 
(参考文献)
[1] 西村陽一:皮膚科基本手技・小手術ハンドブック 陥入爪ーフェノール法
 
(院長)
 
*上記のオリジナル人工爪は、学会(京滋と中部支部)で2度報告しています。ざ瘡の講演に行って最も多い質問が、実はこの人工爪の具体的な方法なんです。ニキビとは無関係なんですけどねcoldsweats01
 
 

2020年1月14日 (火)

1月の土曜日の応援医師

土曜日の午前診は、応援医師による2診体制で行っています。
 
12月の土曜日午前診の応援医師は以下の通りです。
 
12月18日 登谷医師(女性医師)
12月25日 滝本医師(女性医師)
 
(院長)
 

2020年1月 6日 (月)

踵(カカト)のカサカサは、水虫かも

毎日寒ですね〜sad
 
でも雪snowがほとんど無いのが、私的には嬉しいですwink
 
この時期は、乾燥から踵のカサカサひび割れで受診される方が多いです。
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でもよく効く薬がありますから、塗ればすぐに良くなりますよgood
 
ただ、ここで一つ注意することがあります。
 
水虫ですshock
 
踵がカサカサする水虫があるのです。
 
上写真の患者さんも、調べて見ると水虫がいましたshock
 
このカサカサの水虫は、痒くないsign01ので要注意なんです。
 
さらに、一生懸命軽石で削っていたそうですngcoldsweats02水虫大喜びですねshock
 
次の患者さんも、軽石で磨いていたそうですよngcoldsweats02
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調べてみると水虫がウジャウジャいましたshockcoldsweats02shock

ということで、当院を受診された踵カサカサの患者さんは、
 
基本的に水虫チェーックsign03をさせていただきます。
 
結構な確率で見つかるんですよcoldsweats01
 
長引く踵のカサカサひび割れは、実は水虫かもしれません。
 
気になる方は受診してください。
 
(院長)
 
*ネットで良く見かける対処法「ヤスリや軽石で削る」や「スクラブで磨く」などは、せっかく水虫の侵入を防いでくれている角質というバリヤーを破壊してしまう行為です。水虫くん大喜びですよshock
 

2020年1月 3日 (金)

エコー検査で判断する粉瘤腫の治療

 
粉瘤腫(ふんりゅうしゅ、アテローマ)は、
 
下図のように開口部から皮下に広がる袋状の腫瘍です。
Q0201
 
診断と治療は簡単そうですが、結構奥が深いんですwink
 
粉瘤腫を肉眼所見のみに頼って手術を開始するのは危険です。
 
最近も、他院で手術予定だった患者さんが、
 
エコー検査(以下エコー)で嚢腫性ざ瘡(にきびの一種)だったことがありましたshock
 
これ、よく間違われるんですよねーcoldsweats01 
 
よってエコー(下写真)は必須でしょう。
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検査所見の詳細は、過去のブログを参照してください:粉瘤腫の超音波検査
 
上写真の患者さんのような癒着のない綺麗な袋(嚢腫)なら、
 
くり抜き(へそ抜き)術で簡単に手術ができます(下写真)。
  
この方法は、開口部をφ3-4mmに広げて、そこから中の袋を押し出す手術です(下写真 a-c)。
 
手術痕も、にきび痕程度のものにできます(下写真 d)good
 
この写真 dの傷も、1年もするとさらに小さくなってほとんど分からなくなりますhappy02
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(皮膚科基本手技・小手術ハンドブックより引用) 
  
しかし、すぐに切除できない場合もありますwobbly
 
下写真のケースでは、下部に少し赤い所()がありますね。
 
エコーで見ると袋が大きく破れていました(点線部分)shock
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こうなると、くり抜き術は難しい。
 
大きく切除することは可能ですが、大きな傷が残ります。
 
女性の首ですからね。
 
こういった場合は、小さく切開して中身を出してから、
 
後日切除する方が、小さな傷口で済みますgood 
 
その時は、開口部(→)で切開することが肝要です。
 
下写真のケースの場合は、矢印の所が開口部です。
 
右写真のエコーで確認できます()。その下に本体がいます。
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よく分かっていない医師だと、結構赤く腫れているところを切っちゃうんですよねcoldsweats01

そうすると後で手術が面倒になります。

さらに、粉瘤腫だと思ってエコーをしたら肉腫(ガンの一種)だったことが何度かありましたshockshock
 
だから粉瘤腫だと思っても、結構侮れないのですよthink
 
粉瘤腫かなぁ?と思ったら受診してください。
 
エコーを使って的確に診断し、適切な治療を選択をしますgood
 
(院長)
 
*しばらく講演もないので、こういったcommon diseaseのお話をして行くつもりです。
 
*本文の手術写真は、私の師匠の立花隆夫先生の手技です。
 

2020年1月 1日 (水)

謹賀新年

新年あけましておめでとうございますfuji
旧年中はたいへんお世話になりました。
本年も引き続きよろしくお願い致します。  
  
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新年診療開始は1月6日(月)からです。
 
(院長)
 
*絵馬の写真は『ハリネズミ教頭』と言います。
 詳しくは、こちらへ
 

2019年12月29日 (日)

仕事納め

もう昨日になってしまいましたが、12/28(土曜日)が令和元年の仕事納めでしたhappy01  
 
多くの患者さんに来院していただきありがとうございました。
 
また職員のみなさん、ご苦労様でした。
 
年末年始の休診日は、12月29日(日)〜1月5日(日)です。
 
 
今年は、講演回数を少なくするつもりでしたが、結局年間20回も行ってしまいましたcoldsweats02
 
昨年の17回よりさらに多いですねcoldsweats01
 
講演に呼んでもらえるだけで光栄ですので、できるだけ断らないようにしていましたhappy02
 
講演の準備は大変ですが、私自身の診療能力と向上心のアップにつながっていると思っていますhappy02
 
ところで当院にとって、今年最も大きな変化は、日本初エキシマレーザーthunderを導入したことですhappy02
 
来年の日本皮膚科学会総会で、その効果の一端を披露したいと思っています。
 
すごいよ〜smile
 
そしてさらに来年も、最新医療機器の導入を予定していますwink
 
さらなる診療レベルの向上にご期待くださいgood
 
今年一年ありがとうございました。来年も何卒よろしくお願いいたします。
 
良いお年をお迎えください。
 
(院長)
 

2019年12月22日 (日)

今年最後のざ瘡(にきび)講演

昨日は、埼玉県東部皮膚科懇話会特別講演を行ってきました。
 
土曜の午前診療を終えて、即行でJRbullettrainに乗って、電車を4回乗り換えて会場にギリギリ到着しましたcoldsweats01
 
いつも思うんですが、福井ってちょっと不便ですweep
 
ところで講演ですが、今回も師長とコラボです。
 
師長は、ざ瘡治療におけるチーム医療の大切さを話していました。
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この写真は、ざ瘡治療におけるスタッフの役割などを動画を使って解説しているところです。
Img_0188
 
次は、私の講演です。
 
今回も、肌質改善を通して"美肌”へ到達するという面ぽう治療薬の真髄をお話ししましたwink
  
これは、講演後に質問を受けているところですね。
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座長をしていただいた、石塚医院・皮膚科の石塚敦子先生、独協医科大学埼玉医療センターの片桐一元教授ありがとうございました。
 
特に片桐教授には、本講演のご指名をいただき大変感謝しております。
 
さらに痒疹治療の技を伝授していただいたので、早速明日からの診療に取り入れいたと思いますhappy02
 
さあ、明日から最終日の28日まで怒涛の外来が続きます。
 
ラストスパート、さらに気合を入れて頑張りますhappy02
 
(院長)
 

2019年12月15日 (日)

保湿はにきびに必要か?

今年の日本皮膚科学会総会ざ瘡(にきび)の教育講演で、保湿にきびに是か非かという話題がありました。
 
結論から言うと、保湿はにきび対策にはなりません。
 
むしろ悪影響にもなり得ると言うことでしたshock
 
インターネット情報のためか、保湿にきび肌必須といった誤った概念が広まっているとのことです。
 
確かに最近、ベタベタに保湿する人が増えた気がするcoldsweats01
 
それも、にきびのためと思っている人が多いshock
 
むしろ通常の化粧水や乳液は、毛穴を詰まらせて悪化の要因になります。
 
ただし、肌の乾燥が強い方は、化粧水等を使用しても良いでしょう。
 
しかし、少なくともノンコメドジェニックタイプの物にするべきですね。
 
通常、店頭に置いてあるのは、このタイプでないものが多いcrying
 
同様に、化粧品も決してにきびに良いわけではありせんから、
 
にきびのある方は、このノンコメドジェニックの化粧品に変更することをお勧めしますhappy01

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ところで、待合室のトーマスマックナイトの絵をクリスマスバージョンxmasbellレッドルームに掛け替えました。
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毎年、開院記念日(12/4)までに掛け替えているんですが、
 
今年はうっかりして今になってしまいましたcoldsweats01
 
令和元年も残り2週間になりましたね。
  
今週末、埼玉で今年最後の講演です。
 
そして最終日(12/28)までラストスパート、気合を入れて頑張りますgood
 
(院長)
 

2019年12月11日 (水)

アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法の秘訣?

下写真の患者さんは、アトピー性皮膚炎プロアクティブ療法中です。
 
週2回の外用をしています。皮疹は全くありません。
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一体どこに外用剤を塗っているのでしょうか? わかります?
 
ちなみに、外用を止めると1週間位であちこちに皮疹が出てきますshock 
 
先日、ある学会のアトピー性皮膚炎治療のセッションで、
 
御高名な大学教授が、講演の中で次のように述べていました。
 
プロアクティブ療法の秘訣は、外用剤を皮疹のないところも含めてほぼ全身に塗るんです』
 
あ、当たり前やんcoldsweats02
 
でも当たり前ではないらしい。そうしていない医師が多いらしいcoldsweats02
 
一見正常に見えるsubclinicalな炎症を抑える治療がプロアクティブ療法なのですから。
 
見える皮疹だけ塗ってたらダメでしょうng
 
それに、今見えている皮疹も消えたり出たり、移動したりしますからね。
 
特に小児は。
 
そして寛解導入後に、外用剤のレベル、1日量、外用頻度を適切に判断して漸減して行くのですsecret
 
ここは、皮膚科医の腕の見せ所ですwink
  
以上の徹底した管理がプロアクティブ療法なのです。
 
子供は、母親がしっかり管理してくれるので、この治療がほぼ全員可能です。
 
7〜10日に1回で皮疹がなければ、保湿剤のみで経過を見ます。完全寛解ですね。
 
多くの患者さんがここに到達できますgood
  
『お母さんが見て、悪いところだけに塗って下さい』とか、
 
『薬が無くなって調子が悪くなったら来て下さい』はダメなのですshock
 
それは、プロアクティブ療法ではありません。
 
(院長)
 
*適切なプロアクティブ療法は、アトピー性皮膚炎の予後を改善し、食物アレルギーの発症を防ぎます。
 
*以上の内容は、プロアクティブ療法を行っていない方には当てはまりません。当院では、小児は原則プロアクティブ療法を行っています。
 

2019年12月 9日 (月)

ざ瘡(にきび)治療の講演 in 大阪

昨日は、大阪で開催されたざ瘡(にきび)治療のエキスパートによる勉強会に行ってきました。
 
そこで、講演と座長をしてきました。
 
私の講演は、いつものパターンで越前海岸の写真から始まりますwink
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緊張した顔で座長してますねcoldsweats01
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私の講演では、面ぽう治療薬の真髄を解説しました。
 
面ぽう治療薬とは、アダパレン製剤や過酸化ベンゾイル製剤のことです。
 
これらの治療薬は、使用法が難しくなかなか普及しない現状がありますcrying
 
しかし適切に使用すれば、ざ瘡治療だけでなく、肌質が改善してお肌がすごく綺麗な『美肌』になります。
 
ただし、外用抗菌剤と同じ使用方法では、面ぽう治療薬の真髄は発揮できません。
 
ざ瘡治療でご高名なDreno先生の論文[1]の中の一文
 
「Acne treatment can improve overall skin appearance (smoothness, scaliness, elasticity, color) while reducing comedones, papules and pustules.」
 
は、まさにこのことが述べられていると思います。
 
ただし、『美肌 beautiful skin』とまでは言っておられませんが・・coldsweats01
 
この会に集まったエキスパート達は、今後各地区でざ瘡治療の啓蒙活動に励まれると思いますgood
 
さて、年内に残る講演はあと2つになりました。
 
ラストスパート頑張りますhappy02
 
(参考文献)
[1] Dreno B et al: JDDG. 2018; 24: 37-46.1185-94
 
(院長)
 

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