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2012年9月 7日 (金)

新しい紫外線治療器の導入

当院は、光線療法shineに力を入れています

 

光線療法shineとは、特定の波長を持った紫外線を使用して、乾癬、重症アトピー性皮膚炎、白斑、円形脱毛症などの難治性の皮膚病を治療する方法です。

 

Girlin3_3

 

最近、当院に新しい光線療法shineの治療器が加わりました。

 
 
ダブリン社の全身型ナローバンドUVB(nUVB、311nm波長の紫外線)、7シリーズですhappy02 
下写真:師長の後ろ姿ですcoldsweats01 こんな感じで器械の前に立ちます。
 
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flairnUVBを照射中
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2人のドクターの後ろに7シリーズが・・・。


YouTube: Dermatologists Believe In Daavlin

 

なんと当院のが日本初導入fujiなんですgood もちろん、保険診療ができる治療器ですhappy01

 
 
ダブリン社(米国の会社)のホームページ(http://www.daavlin.com/) でこの治療器をみて一目惚れheart04しました。
 
 
そして、日本で薬事承認を得て販売してほしいと同社に持ちかけました。
 
 
すると、直ちに日本の知り合いと相談すると連絡がきました。それが、当時米国一のレーザー会社であったキャンデラの日本支社でした。
 
 
そして今年、ようやく承認が取れて日本での販売となりましたhappy02
 
 
3面鏡式で、折り畳んだときの大きさは全身型では世界最小クラスでしょう。この薄さをみてくださいsign01
 
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それでいて照射率flairは、5mW/cm2以上ですconfident
 
 
以前福井赤十字病院hospitalで使っていたnUVB治療器のデルマレイ200が2.5mW/cm2で、その最上級機種のデルマレイ8003mW/cm2ですから、かなりの高出力ですねwink
 
 
さらに立位式で、ベッドの使用も必要なく、スペースを取りませんhappy02
 
 
その他色々と利点があり、おそらくは、今後クリニックを中心に日本のnUVB市場を席巻するのではないかと予想していますhappy01
 
 
 
そしてさらに、新しい紫外線治療のデモ器が一昨日にきましたhappy02
 
 
前々から気になっていたターゲット型(病変部のみ限局的に治療できるタイプ)のnUVB治療器TARNAB(ターナブ)です。
 
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こいつは何が凄いかというと、超小型にもかかわらず照射率20mW/cm2以上の出力を発揮しますhappy02 
 
 
日本で開発された世界初の平面発光型ランプをもつnUVB治療器です。純国産ですsign03
 
 
当院には、対抗機種としてVTRACという308波長の紫外線エキシマライト(以下エキシマ)のターゲット型治療器がありますが、これとの比較は非常に興味深いですねhappy02
 
Menu02_img03
 
 
右がTARNAB、左がVTRACの照射面です。面積的にはほぼ互角ですね。
 
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311nm波長のnUVBと308nm波長のエキシマとは、意外に優位差はそれほどなく、疾患によって、あるいは個人によって効果に差があるようですねthink
 
 
エキシマが効かなくても、nUVBが効く方もおられますし、またその逆もありますconfident
 
 
それともう1つの利点は、311nm波長のnUVBは、エキシマに比べて非常に色素沈着が少ないということです。
 
 
これは、顔面の白斑など露出部の疾患の治療には大きなアドバンテージとなりますねhappy01
 
 
エキシマが今一だった方や色素沈着がこわくて使えなかった方に、このTARNABを試していきたいと思っています。
 
 
非常に楽しみですねhappy02
 
 
これからも当院では、常に最新の治療機器を導入して、最先端の皮膚科診療を提供しようと思っていますhappy02good
 
 
(院長)
 
*7シリーズは、未承認の時期に個人輸入で数台日本に入って来ていたようですが、承認後のもの(要するに健康保険が使えるもの)は、今のところ当院のものだけです。
 

にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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