先週末は、グランフロント大阪で開催された第35回日本美容皮膚科学会に出席してきました。
私は、日曜日の朝一に講演がありました。
『デュアックを中心に考えるざ瘡治療戦略』という題で急性炎症期のざ瘡(にきび)治療について講演をしました。
にきび痕を残さないために如何に
急性炎症期の治療を行うか、当院の治療戦略を述べてきました
ざ瘡瘢痕(いわゆる
あばた)になってしまっては治療が大変難しいのです
にきび痕は予防が大切なんです
因みに、講演後に何人かの方にVビーム(ダイレーザー)のにきびに対する効果を聞かれましたが、少し誤解があるようです。
VビームはPostinflammatory erythema(PIE, 赤いニキビ痕)に効果を発揮するのであって、照射するのは維持期です。
急性炎症期は効果が無いとは言いませんが、私はあまり当てません。むしろジェントルレーズ(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)の方が効くんじゃないでしょうか?
でもやっぱり急性炎症期は、ガイドラインに沿ってしっかりと薬物療法を行うべきです。
ちょっと専門的すぎましたね
懇親会は、世界的なオペラ歌手中丸三千絵(なかまるみちえ)さんの素晴らしい歌声からはじまりました。
この前の
日本皮膚悪性腫瘍学会や
日本皮膚外科学会に比べるとこの学会は華やかですね
学会終了後は、美容皮膚科レーザー指導専門医研修会を2時間みっちり受けてきました。
いや〜、疲れました
これで、2ヶ月間続いた出張ラッシュ第2弾が終了しました。
8月の週末は、ダイビングでもしてゆっくり過ごしたいですね
(院長)