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2012年8月22日 (水)

当院の乾癬治療shine

今回は、当院の乾癬治療をご紹介したいと思いますhappy01

 

クリニックホームページ内での乾癬治療の紹介が不十分なため、急遽ブログで補足することにしました。coldsweats01

 

実は、乾癬の治療は最も力を入れている分野の1つなんですけどねcoldsweats01 近いうちにホームページを充実させなくちゃcoldsweats01

 
乾癬とは、体に下写真の様なカサカサした紅色の皮疹(角化性紅斑)が出現します。
 
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欧米人には多く、20〜30人に1人の有病率なんですが、日本人では1000人に1人くらいです。ただ、近年増加傾向です。
 
 
この病気の詳細は、日本皮膚科学会ホームページに記載されていますので、こちら(http://www.dermatol.or.jp/qa/qa14/q01.html )を参照してください。
 
 
 
では、当院の乾癬治療を紹介しますwink
 
 
下図のピラミッドは、乾癬治療のアルゴリズムです。頂上に行くに従って、難治性の治療になって行きます。
 
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当院の治療も、このアルゴリズムに沿って行います。
 
 
特に治療の主体となるのが、ピラミッド底辺の外用(ぬり薬)療法光線療法ですねhappy01
 
 
外用療法:ステロイド軟膏ビタミンD3軟膏を使用します。軽症であればこれで十分ですね。当院通院中の乾癬患者さんの6〜7割はこれのみで治療を行っています。症状が寛解すればビタミンD3軟膏のみでコントロールできる方も多くおられます。
 
 
光線療法当院が力を入れている治療法ですshine外用治療だけでは今ひとつな患者さんに使用します。外用と併用するコンビネーション治療が多いですね。
 
 
当院では、全身照射型(上写真)、部分照射型、手足照射型(下写真)の3種類の紫外線照射器(全てナローバンドUVB)を使用して、患者さんのニーズに合わせて治療を行っています。
 
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ナローバンドUVBとは、波長が311nm付近の極めて狭い範囲の紫外線であり、乾癬に有効であることが示されています。
 
 
従来のUVB療法と比べて治療効果が高く、かつ副作用が少なく簡便であり全国に急速に普及してきました。
 
 
さらに最近では、308nmの波長を持つ紫外線(エキシマライト)も乾癬に対する有効性が示され、従来のナローバンドUVBが効かない乾癬皮疹にも有効であるとされています。
 
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当院では、エキシマライトを照射するVTRAC(ヴィトラック)という機械を所有しています。
 


YouTube: エキシマライト2 clinic-N

 
設備面では、大学病院にも負けませんよ!happy02
 
 
内服療法シクロスポリンレチノイドの2つが保険適応です。かなり難治性の患者さんに使用します。治療効果は高いのですが、それぞれ副作用があります。他の治療法とローテーションを組んだり(ローテーション療法)、少ない量で治療低容量シクロスポリン内服療法)して副作用がでないように工夫をしています。またレチノイドは、光線療法との併用も有効です。
 
 
ローテーション療法:それぞれの治療を一定期間ずつローテーションを決めて行う治療です。副作用を軽減しつつ効果を持続させることができます。
 
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生物学的製剤:現在当院でも導入を予定しています。決定次第紹介したいと考えています。
 
 
以上の治療の他にも、食事療法restaurantや入浴時spaの注意などの生活指導も行います。
 
 
ここ10年で、乾癬治療は格段の進歩を遂げました。以上の治療に興味がある方はご相談ください。happy01
 
 
(院長)
bananaいよいよ当院でも生物学的製剤の治療を開始します。
2012年11月30日のブログに詳しく掲載(http://clinic-n.mitelog.jp/blog/2012/11/post-9c22.html
 

cherry光線療法は、予約制で行っています。治療法の選択は医師の判断で行いますので、希望されても行わないこともあります。電話でのご相談はお受けしておりませんのでご遠慮ください。受診してご相談ください。

 

にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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