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2013年1月17日 (木)

レーザーを凌ぐ「くり抜き巾着術」

黒子(ほくろ)などの顔面皮膚腫瘍の治療には、大まかに分けてレーザー、電気メス(サージトロン等)、くり抜き(巾着と3つの治療法があります。
 
当院では3種類とも行えますが、私自身はくり抜き(巾着が最も優れた治療法と思っていますhappy02
 
では、今週この治療法を行った黒子(ほくろ)の患者さんで具体的に解説しましょうhappy01
 
①まず、麻酔後にトレパンという円形のくり抜き刃で黒子(ほくろ)くり抜いてしまいます。
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②くり抜かれた直後です。脂肪層までくり抜きます。よって、レーザーと違って再発はありません。
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くり抜き後に、巾着縫合という特殊な縫合をします。
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きゅっと結んで終了です。後は自宅で軟膏を塗ってもらって1週間弱で抜糸します。
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以上で10分程度です。この方の経過は、また報告しますねwink
 
切って縫うので面倒そうですが、レーザーで切る(蒸散)かメスで切るかの違いです。どちらも麻酔が必要です。術後の手間は、むしろレーザーより簡便ですwink
 
以前にくり抜き(巾着術を行った皮膚腫瘍(ケラトアカントーマ)の患者さんです。4ヶ月後には、手術の痕は全くわかりませんねhappy02すごいでしょgood
術前
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4ヶ月後
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レーザー治療に比べて決定的なアドバンテージは、再発が無いことです。そして、組織検査ができて悪性、良性の鑑別ができることです。
 
ではディスアドバンテージは何かというと、術者が面倒だということぐらいですねcoldsweats01これは、私の意見ではなく、レーザーでご高名なT大W教授が、実際に学会で質問されてお答になられたことす。
 
こんなに優秀な治療法が、レーザーに比べて不当に低評価(患者さんの間で)になっているのは嘆かわしいcryingので、知ってもらいたくて今回紹介しました。
 
(院長)
 
apple部位、大きさ、病気の種類、術者の習熟度によってレーザーやサージトロンに軍配が上がることもあります。要はどれでもできるということが大切です。こんなに大きい腫瘍は、くり抜き(巾着では無理ですからねshockこれは、炭酸ガスレーザーによる治療です。
 


YouTube: ほくろ除去2 by clinic-N

 
上動画の術前
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術後半年
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〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 
にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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