« 連休中 | メイン | マダニにご注意! »

2013年5月15日 (水)

「モーラス」かぶれ

連休明から怒濤の外来が続いていましたが、今日は一休みですhappy01日中は、陽射しsunが強かったですね〜happy02
Img_3610
 
ところで最近紫外線sunがつよくなり、「モーラス」などのケトプロフェン含有の湿布剤によるかぶれの患者さんが急増してきました。詳しくは、以前のブログ(http://clinic-n.mitelog.jp/blog/cat8099790/ )を参照してください。
 
下写真の方は、足からはじまり全身に皮疹が広がりましたshock足背から足首かけて長方形に湿布かぶれがあるでしょう。
Img_0667_3
 
この湿布かぶれが厄介なのは、湿布を貼って数ヶ月以上たってから皮疹が出現することがあるという点です。
 
強い紫外線をあびて初めて出現する光接触性皮膚炎という特殊なかぶれのため、肌を露出する時期まで皮疹が出現しないからなんです。ですから、みなさん湿布を貼ったという記憶がないんですcoldsweats01
 
多くの患者さんが、「湿布など何も貼っていない!」と否定され、さらには「原因は何でしょうか?」と尋ねられるので困りますcoldsweats01ときには「食べ物でしょうか?」という質問もwobblyでも、こんなに四角くでていれば・・・coldsweats01 
Img_7938_2
 
もっとも厄介なのは、半年以上あとに出てきたときです。形が不定形になっていて湿布かぶれと判断できないんですcrying下写真は、上写真の患者さんの1年後の再燃の皮疹です。もう湿布かぶれかどうかわからないでしょうwobbly
Img_6762_2
 
ですから、これからの時期の露出部の湿疹は、モーラスなどによる湿布かぶれを絶えず念頭において診察をしていますconfident
 
では、下写真はどうでしょうか? 恐らくは、点線部分まで靴か靴下で覆われていて、日が当たっているところだけ皮疹が出てきたと思われます。
Img_0490_2
 
この患者さんは、どうでしょうか?
Img_0125
 
点線のように見えてきませんか?
Img_0125_2
 
皮膚科医って、想像力が必要なんですよwink
 
露出部に突然変な皮疹が出現したときは、モーラスなどの湿布によるかぶれかもしれません。結構治りにくい皮疹ですので皮膚科専門医を受診しましょうhappy01
 
(院長)
 
*多くの患者さんが、家族などに処方された湿布を勝手に使用して起こっています。他人に処方された薬剤は安易に使用しないことが大切です。
 
スプロフェン(非ステロイド軟膏に含有)、オキシベンゾンオクトクリレン(サンスクリーンに含有の紫外線吸収剤)などとケトプロフェンは交差反応があり、モーラスなどにかぶれた方は、これらの使用で皮疹が出現することがあります。特にサンスクリーンの使用には注意が必要ですね。
 

カテゴリ

カウンター

  • アクセスカウンター