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2022年11月

2022年11月30日 (水)

粉瘤(ふんりゅう)の治療

なぜか粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)の患者さんが激増中ですcoldsweats01
 
粉瘤腫は、下図のような皮下の袋状の腫瘍です。
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 周りの組織とくっ付いて(癒着)なければ、
 
くり抜き(へそ抜き)術で簡単にすぐ治療できます。
 
ただし即手術は、月木金の午前中のみです。
 
治療は、下写真(a-d)のように、
 
開口部に穴を開けて袋を押し出します。
 
癒着がなければツルッと出ますhappy02
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しかし、癒着している場合は、 
 
切って縫う治療になります。
 
これは、超音波(エコー)検査ですぐに分かります。
 
この場合は、後日の予約手術になります。
 
こんなふうに赤く腫れてしまった場合は、切開排膿です。
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局所麻酔後に切って膿(うみ)を出します。
 
1〜2週間で改善します。
 
しかし袋が残っているため、再発が心配なら
 
後に手術で取ります。
 
簡単なくり抜き術で治療希望ならば、
 
腫れたり、癒着したりする前に、
 
早めに受診しましょうhappy01
 
(院長)
 
月木金の午前中であれば、即手術になる可能性がありますが、上記の理由や外来が混雑している場合は出来ないこともあります。
 

2022年11月23日 (水)

エキシマレーザーの講演 in 東京

 
エキシマレーザーthunderの講演をして来ました。
 
内容は、円形脱毛症尋常性白斑の治療です。
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特に、円形脱毛症に対するエキシマレーザー
 
凄まじい効果を披露しましたhappy02
 
さらに分子標的薬生物学的製剤も開発され、
 
治療内容は、ここ数年で大きく変わってきていますhappy02
 
以上の内容に加えて今回は、
 
治療の出口戦略についても考察してみました。
 
円形脱毛症の患者さんは、脱毛以外は健康な方です。
 
ですから、副作用ができるだけ少なく、
 
できれは漸減中止していける治療を選択する必要があります。
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現在当院で行っている以下の治療内容は、
 
ほとんど副作用がありません。
 
よって出口戦略は、より通院しやすいもの、
 
より施術しやすいものへとなります。
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そういった観点から、
 
当院ではまだ、JAK阻害剤の治療は躊躇していますthink
 
懸念される重大な副作用リスクがあるにもかかわらず
 
中止するとすぐに再発するため
 
止められない可能性があるからですbearing
 
FDAもブラックボックス警告をつけている薬剤ですので、
 
開業医が安易に手を出すものでは無いと思っています。
 
少なくとも、
 
エキシマレーザー生物学的製剤でも効果が乏しい症例で、
 
患者さんがそのリスクを承諾した場合に限り
 
使用可能と考えています。
 
当院の患者さんからも問い合わせが多いため、
 
私の考えを少し述べさせてもらいました。
 
(院長)
 
*JAK阻害剤については、あくまでも私見です。アトピーにおける短期使用ではなく、円形脱毛症への長期使用に対する懸念を述べました。
*皮膚科学会は、Bio製剤承認施設での使用を推奨しています。
 

2022年11月16日 (水)

今週末(土)は東京で講演のため休診です

今週末の11/19(土) は、東京で開催される
 
第86回日本皮膚科学会東部支部学術大会で講演するため
 
休診となります。
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エキシマレーザーthunderによる重症円形脱毛症
 
最先端治療をお話ししますwink
 
すごい治療効果ですhappy02
 
今まで話していなかった改善後の
 
出口戦略もお話しする予定です。
 
乞うご期待!
 
(院長)
 

2022年11月 2日 (水)

円形脱毛症のレーザー・光治療の講演 in 富山

先週末は、富山県で開催された
 
 
で講演をしてきましたwink
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講演内容は、主にshineエキシマレーザーによる
 
重症円形脱毛症の治療についてです。
 
この分野は、ここ数年の進歩が目覚ましい。
 
それは、発症メカニズムがかなり解明されてきたからです。
 
下写真は、そのメカニズムを解説しているところです。
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当院の治療内容も、5年前と今(下図)とでは雲泥の差です。
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その効果にみなさん驚かれていましたねhappy02
 
今後の難治例の治療は、エキシマレーザー
 
分子標的薬生物学的製剤の併用になってくると思います。
 
それだけに、治療はより専門的になっていくでしょう。
 
今のところ、この内容で治療できる医療機関は、
 
各県で1、2軒あるかないかというところです。
 
次回は、今月19日に東京で開催される
 
 
さらに進化した内容をお話したいと思います。
Photo
 
(院長)
 

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