みずいぼ(軟属腫)の治療
プールの季節です。みずいぼの患者さんが大勢こられます。
みずいぼをプールで?うつされた子供や、他の子供にうつさないように学校の先生から治療を指示された子供などが多数来院してきます。
治療は、ピンセットでつまみ取る摘除〜究極の放置までいろいろです。
私は、積極的に治療する方針です。
以前このブログで新開発?の治療を紹介しました 現在data収集中であり具体的な手技は述べられませんが、当院ではほとんどの方がこれで治癒しています。
患者さんのために、治療の経過を少し紹介します
1回に20個程度の治療であればほとんどのお子さんは泣きません。治療後に発赤が少しでて痒くなるのが難点です(下図)20個程度なら2〜3分程度で終了します
発赤やかゆみは、かゆみ止めのぬり薬で対処しています。3週間もするとみずいぼは、色素沈着を残してなくなります(下図)。
1回の処置では残っているケースもあり、再度同じことを繰り返します(下図;黒→:治癒、赤→:残存)
色素沈着は、治癒後1ヶ月程度で消退します
注意)
1)治療中でも、新たにみずいぼが広がることはあります。
2)1度に処置できるみずいぼは、最大20個にしています。
3)ピンセット(みずいぼセッシ)で、摘除する場合もあります。うまくすればそれほど痛みはありません。
4)極度に怖がり、最初から暴れるお子さんはできません。
(院長)
*昔は、硝酸銀やスピール膏、ペンレステープで摘除など色々していましたが、いまでは全くしなくなりました。摘除はテクニックですね。うまくすれば泣きませんが、暴れてうまくさせてくれないのが辛いですね。
*20個以上行うと、耐えきれずに泣き出すことがあります。次回の治療を困難にさせるため20個までと決めています。子供により、10個程度で終了することもあります。