冬のみずいぼ治療
みずいぼ(軟属腫、なんぞくしゅ)は、軟属腫ウイルスの感染によって発症します。子供同士の接触や、プールの浮き板などを介して感染します。
みずいぼの治療法については、以前のブログ(http://clinic-n.mitelog.jp/blog/2011/07/post-85f9.html )を参照してください。当院独自の治療法があります。当院では、積極的にとることにしていますので、通院中の患者さんで、みずいぼで困ることはほとんどありません
問題なのは、放置された子供が、どうしようもなくなって受診されたときです。例えば下写真の患者さんのように無数になって受診されることがよくあります
まず、すぐには治療できませんよね また、他院で痛い治療をされている場合は、子供の治療に対する拒否反応はすさまじいです
当院では、まず乾燥肌の治療を開始します。乾燥肌治療を開始するだけで良くなる子供もいます乾燥肌を放置してみずいぼをとっても広がるだけですからねそして、徐々に少しずつみずいぼをとっていきます
上写真の子供の2ヶ月半後です。お肌がスベスベになっているのがわかります?みずいぼもかなり無くなってきました
その後1ヶ月の写真です。免疫もできてきて一挙にみずいぼがなくなりました 放置するよりも積極的に治療をする方が、明らかに免疫がつき易いと感じています
スキンケアを中心に、無理の無い範囲で少しずつみずいぼを取って行くことが治療のポイントです。
とてつもなくみずいぼが放置された状態で受診され、一挙に治療してくれと要望される方が多いので困ります 以上の様に、地道な治療が必要であることをご理解下さい
夏のプールの時期に慌てて受診されるよりも、この冬の時期からみずいぼを治療される方が良いでしょう
(院長)
*みずいぼが放置されることは、特に問題ではありません。これも1つの治療方針です。いずれ免疫ができてみずいぼはなくなりますので。ただ、上写真のようになっても耐えられる方は少ないようです。また、他の子供にうつしまくりますからね。少ないうちからスキンケアをして、適宜摘除すればなんの問題もないと思うのですが・・・。