2015年4月30日 (木)

5月の土曜日外来の応援医師

土曜日の午前診は、赤十字病院hospitalからの応援医師による2診体制で行っています。以下は、5月の応援医師の予定です。
 
5月2日  藤田医師
5月9日  登谷医師
5月16日 藤田医師  午後診は、東京での講演のため休診です。
5月23日 横田医師
5月30日 第114回 日本皮膚科学会総会(横浜)で講演のため全日休診です。
 
 
来月は、総会を含めて大きな講演が2つもありますので、その準備が大変ですsweat01ブログの更新があまりできないかもcrying
 
(院長)
 
 
 

2015年4月16日 (木)

大阪赤十字病院

昨日は、大阪赤十字病院hospitalに行ってきました。福井赤十字病院hospitalに比べるとかなり大きいですね。
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実は私、今年の4月よりここの非常勤医師となりました。不定期ではありますが、主に皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の治療を手伝いに行く予定です。
 
大阪赤十字病院は、京大関連病院の中でも最も皮膚悪性腫瘍の治療を行っている病院ですので、大いに勉強していきたいと思いますhappy02
 
夜は、みんなで食事をした後に、大阪造幣局の桜の通り抜けcherryblossomに行ってきました。
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師長の横でピースサインをしているのは、この前まで当院でも勤務してもらっていた一ノ名(旧姓 登谷)先生です。患者さんに非常に人気が高かった先生で、当院でもたまに働いてもらえないか交渉中ですsmile
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大阪赤十字病院皮膚科部長の立花隆夫先生と一緒に。
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皮膚がんの治療は、開業してしまうとほとんどの方は勉強しなくなります。というか、勉強する余裕がなくなりますcrying
 
しかし、悪性腫瘍指導専門医としては、開業しているから皮膚がんは勉強していませんでは通じませんし、厳しい更新基準もクリアできません。日常診療だけでも大変ですが、頑張って勉強していきたいと思いますscissors
 
また、このような機会を与えてくださった大阪赤十字病院皮膚科の立花部長や、滋賀医科大学皮膚科 田中教授に感謝申し上げます。
 
(院長)
 
 
 

2015年4月 9日 (木)

NHKスペシャル「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」

本日は、足羽川沿いの桜cherryblossomを見に出かけました。さすが桜名所100選に選ばれるだけあってすごく綺麗でしたhappy01ただ、ちょっと寒かったですけどねcatface
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ところで先日、たまたまNHKスペシャル 「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」をみました。みなさんはご覧になられたでしょうか?
 
この中で、ピーナッツアレルギーの話題をやっていましたね。
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特に重要な点は、今年2月に発表された「The LEAP study 」の結果を報告していたところです。この結果次第でアレルギー予防の根本が変わる当ブログで3年ほど前に取り上げた話題ですねhappy01
 
 
640人の乳児が参加して、ピーナッツを週3回以上食べさせたグループピーナッツを徹底的に避けた(除去食)グループにわけて生後60ヶ月まで追跡した最もエビデンスレベルの高い調査(二重盲検ランダム化比較試験)です。
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(NHKスペシャル 「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」より)
 
結果は(私にとっては)予想通り、ピーナッツを離乳食の早い段階でたくさん食べたほうが、除去食をしたグループより優位にピーナッツアレルギーの発症を抑えたという結果(3.2%対17.3%)です。
 
要するに、食物アレルギーが発症する前の早い段階で、積極的に食物(この場合はピーナッツ)を摂取することで、食物アレルギーが起こりにくくなるということです。
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 (NHKスペシャル 「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」より)
 
番組に出演していた医師も、「食物アレルギーが発症する前には、(除去食はせずに)なんでも食べさせた方がよさそうですね」といっていましたwinkdanger
 
 
このNHKスペシャルでは、もう1つ大切なことを述べていました。それは、ピーナッツオイルを乳児湿疹のスキンケアに使ったがために、重篤なピーナッツアレルギーを起こしてしまったある患者の話です。
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塗っていたピーナッツのタンパク質が、湿疹という炎症した(バリアが壊れた)皮膚から体内に入り、ピーナッツアレルギーが引き起こされたということです。
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(NHKスペシャル 「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」より)
 
前述の出演医師も、「乳児湿疹を早く治してスキンケアを行い、皮膚バリアを強化して食物タンパクが皮膚から侵入しないようにすることが大切である」と述べていました。

乳児アトピー性皮膚炎は、皮膚バリア障害をもつ乳児湿疹の重症型です。何故当院では、プロアクィブ療法で肌の良い状態を保たせているのか、その理由がよくわかると思います。

 
以上まとめると、『食物アレルギーを予防するためには、発症する前にむしろ積極的に食物を摂取し、除去食はダメ、アトピーなどの湿疹は早く治して皮膚から食物タンパクなどのアレルゲンが侵入しないようにする』ということですね。
 
(院長)
 
danger番組内でも強調されていましたが、すでに食物アレルギーを発症されている方が、勝手に除去食を解除するのは大変危険です。
 
*以上の話は、Lack G先生(本文の最後の写真の方)の二重アレルゲン暴露仮説に基づくもので、アレルゲン(食物タンパクなど)は、皮膚から入るとアレルギーを引き起こし、口(消化管)から入るとアレルギーが起こりにくくなるというものです。LEAP studyの結果から、仮説ではなくなりつつあります。
 
 

2015年4月 3日 (金)

新薬続々

4月cherryblossomになり急に暖かくなりましたねsun
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以前にもお伝えした通り、4月1日からニキビ治療薬ベピオゲルが発売されました。本日も数名処方しましたよ。効果が楽しみですhappy01
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5月からは、新たにこのベピオゲルの主成分過酸化ベンゾイル+抗生物質クリンダマイシンの合剤が新発売となりますgoodこれも効きそうですね〜happy02
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さらにもう1つ。ようやく男性型脱毛症(AGA)治療薬のプロペシアのジェネリックが日本でも発売となりました。値段がかなり安くなりそうですねhappy01製造販売がファイザー製薬ですので、効果は間違いないでしょう。
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在庫のプロペシアな無くなり次第、希望者にはジェネリックに変更していきたいと思います。 
 
最近知ったのですが、当院でのプロペシアの処方量は福井県でNo1shineだそうです。効果が出なかった方はほとんどいません。その秘訣は・・。secret
 
続々と新しい治療薬が出てきて非常に楽しみですねwink
 
(院長)
 
apple4月の土曜日午前診療の福井赤十字病院皮膚科からの応援医師
4月4日(土) :藤田先生
4月11日(土):横田先生
4月25日(土):藤田先生
以上の土曜日は、院長との2診体制となります。5月の担当医師は決まり次第ご報告します。
 
 
 

2015年3月26日 (木)

土曜日の応援医師

先週末は、春cherryblossom到来といった陽気でしたが、ここ数日雪snowも降って冬に舞い戻った感じですweep下写真は福井赤十字病院hospital8階からの眺めです。寒そうdespair
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ところで、来月より福井赤十字病院の医師2人が土曜日の午前診を手伝ってくれることになりましたhappy02横田先生(皮膚科代表、下写真左)と藤田先生(下写真右)です。
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二人で月3回土曜日を手伝ってくれます。外来診察の速度がアップupwardrightしそうですねhappy01どの医師が診察となるかは、前もってホームページやブログに掲載いたします。
 
昨年10月より福井赤十字病院皮膚科のトップが、横田先生に交代となりました。彼は非常に診療熱心で、膠原病やアトピー性皮膚炎などの内科的皮膚科が専門なのですが、皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)やレーザー治療にも積極的ですhappy02
 
2週間前も、全身麻酔の5時間以上の皮膚がんの手術を一緒に行いました。近日、リンパ節郭清を伴う長時間の手術も行う予定です。ようやく、私の皮膚悪性腫瘍指導専門医の資格が役に立ちそうですねwink
 
(院長)
 

2015年3月13日 (金)

新しいニキビ治療薬 ベピオゲル2.5%

来月から新しいニキビ治療薬ベピオゲル が発売されますhappy01
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有効成分の過酸化ベンゾイルは、アクネ菌に対する抗菌作用と角質剥離作用により炎症性ざそう(赤いニキビ)と非炎症性ざそう(白いニキビ)の両方に作用します。
 
海外では以前より使用されており、普通にスーパーでも買える代物ですが、日本では医師の処方せんが必要になります。
 
実は、メディアでよく宣伝しているニキビ治療薬「プロアクティブ」の主成分がこれですね。ただし、米国製のもののみ。日本製のものにはこれが入っていませんshock知ってました?
 
だから、米国製の「プロアクティブ」が効くのは良く理解できるんですが、日本製のがそれほど効くとは思えないんですけどね。よく売れているらしいんですけど・・coldsweats01
 
とにかく、日本でも承認が取れて、4月から保険診療で処方できるようになります。乞うご期待!good
 
(院長)
 
 

2015年3月11日 (水)

アトピー性皮膚炎の原因と予防

当院には、毎日多勢のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)のお子さんが受診されますhappy01
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受診時に、お母さんからの質問で多いのは、「うちの子のアトピーは、何の食べ物が原因でしょうか?」、「卵などの除去食はしなくてよいのでしょうか?」などですcoldsweats01
 
ずばり回答すると、アトピーの原因は食物アレルギーではありません。ですから、除去食は基本的に(というかほとんど)行う必要はありません。しかし、アトピーを放置しておくと、経皮膚感作(過去のブログ参照)により、いずれ食物アレルギー喘息などが併発してきますshock[1][2][3][4]
 
では、アトピーの原因は一体何なのでしょうか?
 
当ブログでも再三述べているように、皮膚のバリア機能異常(簡単に言えば乾燥肌)が、発症に大きく関わっているようです[2][4][5]
 
実際に、アトピー発症のハイリスク(両親にアトピーがあるなど)の赤ちゃんを生後まもなく保湿治療をすることで、バリア機能を改善させてアトピーの発症を抑えたというエビデンスレベルの高い報告が最近なされました(下グラフ)[4]
 
(アトピー性皮膚炎の累積発症率を示すカプランマイヤー曲線)
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このグラフが意味するところは、保湿治療をした子の方(上の線)が、しなかったコントロール群(下の線)に比べてアトピーの発症率を3割も減らせたというものです。
 
しかし、この著者も述べていることですが、一旦発症したアトピーは、保湿治療のみでは改善しません。
 
保湿剤以外の外用剤(ステロイド軟膏やプロトピック軟膏など)も使用して積極的に治すことが必要です。当院ではプロアクティブ療法ですねwink
 
これにより、食物アレルギーや喘息などの発症を予防するだけでなく[1][4]すでに発症しているこれらの疾患の症状も改善することが知られてきていますhappy01
 
以上のことは、過去のアトピー性皮膚炎のブログに詳しく書いていますので参照してください。
 
(参考文献)
[1]Lack G:J Allergy Clin Immunol. 2008;121:1331-36.
[2]秋山真志: 日医雑誌 2010;138:2536-7.
[3]Dharmage SC, et al.: Allergy. 2014;69:17–27.
[4]Horimukai K,et al.:J Allergy Clin Immunol.2014;134:824-30.
[5]Simpson EL, et al.: J Am Acad Dermatol 2010;63:587-93.
 
(院長)
 
banana以前、[4]の論文の責任著者である大矢幸弘先生(国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科医長)の講演を聴いたときに、除去食はほとんどしない、アトピー症状のコントロールが悪いのは単に外用ができていないからだと断言されていましたね。同感です。
 
cherry[4]の論文では、保湿剤として2e(ドゥーエ)を使用していたようですが、責任著者の大矢先生は、ワセリンでも同様の結果が出るであろうと述べておられます。    
 
apple最近オリーブオイルや馬油を赤ちゃんの保湿剤として使用している方が増えています。経皮感作の起こりやすい赤ちゃんに、これら動植物性のオイルを使用することはおすすめしません。
 
 

2015年2月27日 (金)

人をだめにするソファ

久しぶりの更新です。
 
最近ノラ君catに、無印良品のソファ(通称「人をだめにするソファ」)を買ってやったら、結構気に入って座っています。
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お顔を見るとキリッ!としていて、「だめ猫」にはなっていないようですねsmile可愛いでしょhappy01
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ところで次は、センチネルリンパ節生検の話題ですhappy01
 
この前ブログでとりあげた悪性黒色腫(メラノーマ)センチネルリンパ節生検の結果は陰性でした。これで、腋窩リンパ節郭清(リンパ節を全て切除すること)をする必要はなくなりました。良かったですねhappy01
 
 
リンパ節郭清は術後の合併症のことを考えると、する必要がなければしたくありません。その必要性の有無を判断するために行われるのが、センチネルリンパ節生検なんですgood
 
実は数日前にも、外陰部のある皮膚がんセンチネルリンパ節生検を行いました。下写真はそのときの蛍光法の写真です。
(注)センチネルリンパ節生検は、色素法、RI法、蛍光法の3種類があります。
 
病変部は外陰部の左側なのに、なんと右側に流れて、さらにUターンして()右鼠径リンパ節()に入りましたcoldsweats02。今回は、蛍光法がすごく役立ちましたねhappy02
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センチネルリンパ節とは、最初に転移するリンパ節ですから、これに転移がなければ郭清をする必要はありません。
 
センチネルリンパ節生検を行うことによって、リンパ節郭清の必要性の有無を正確に判断できるようになり、患者さんの負担が大幅に改善されましたhappy01
 
日々進歩する最新の検査や治療法を学ぶためにも、今後も貪欲に学会参加をして研鑽に努めます。その為に休診させて頂く事が有り、ご不便をおかけしますがご理解下さい。
  
(院長)
 
 
 

2015年2月 9日 (月)

足の黒子(ほくろ)

最近メディアで黒子の癌悪性黒色腫、メラノーマ)が定期的に取り上げられているので、自分の黒子(ほくろ)が心配で受診される方が増えていますhappy01
 
当院のブログの写真は、結構メディアから使用依頼が来るので、みなさんが見ている放送は当院の写真が使用されているかもしれませんねsmile
 
ところで日本人の場合は、足底に黒子(ほくろ)の癌が発生し易いのですshock
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昔は肉眼eyeで見て、危なそうだったら手術をすすめていたのですが、現在はダーモスコピー(下写真)を使って正確に診断ができるようになりましたhappy01
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例えば足底の黒子(ほくろ)ダーモスコピーでみると、次のように見えることがあります。
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足の裏には指紋があります。上写真のように、指紋の溝に沿って着色(焦げ茶色)を示すパターンを、皮溝(ひこう)平行パターン(parallel furrow pattern)といって良性のパターンです。悪性になることはまずありませんgood
 
次の写真のように見えることもあります。
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着色が、溝と溝の間の皮丘(ひきゅう)というところに着いています。これは、皮丘パターン(parallel ridge pattern)といって悪性である可能性が高くなりますshock積極的に手術(生検)をして病理検査をすすめます。
  
次のパターンは刷毛ではいたような着色(繊維状パターンfibrillar pattern)です。
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このパターンは、悪性の可能性は低いです。しかし、可能性はありますので経過観察が必要です。7mmより大きいものは切除して病理検査をすることが勧められています。
 
  
下写真の患者さんは、上写真のようなfibrillar patternの方の経過をみていたときに、ある日突然、矢印の灰色の部分(直径1mm)が出現しました。whitish veilという悪性の所見です。至急検査のため予約をいれたのですが・・。
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患者さんは予約日に来られず、呼び出しに応じて受診されたころには、whitish veil(←)はさらに大きくなっていました。
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たった2mm程度の所見(黒子自体は8mm程度)に対して2cm以上の十分なマージンで切除しました。完治できたと思いました。その後数年経過はよかったのですが・・。
 
私が福井赤十字病院hospitalを去って後に局所再発し、その後局所リンパ節を経由して全身に転移を起こしてしまいました。このときほど、この癌の恐ろしさを感じたことはありません。
 
黒子の癌(悪性黒色腫、メラノーマ)には十分な注意が必要です。足の黒子(ほくろ)が気になる方は、ダーモスコピー検査をしましょうhappy01
 
(院長)
  
*現在当院では、3種類8台のダーモスコピーを所有しています。
1)DermaLite Lumio S
Dermalite
 
2)Epi light 
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3)Handyscope
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それぞれ特徴があり、正確な診断のために用途にあわせて使用しています。
 
*本文中の皮丘パターンの検査結果は良性でした。改めて見ると一部皮溝パターン(double dotted variant)をみとめるようです。どちらが優位かというと、皮丘パターンということになりました。
 
 

2015年2月 5日 (木)

悪性黒色腫(メラノーマ)のセンチネルリンパ節生検

昨日水曜日は、悪性黒色腫(メラノーマ)の手術とセンチネルリンパ節生検を行いに福井赤十字病院hospitalに行ってきました。
 
センチネルリンパ節生検というのは、乳がんや悪性黒色腫で最近行われるようになってきた最先端の検査です。 
 
センチネルリンパ節とは、癌が最初に転移するリンパ節のことです。ここに癌が転移していなければ、他のどのリンパ節にも転移していないこと意味します。
 
下写真は、蛍光色素を下背部の病変周囲に注入した後に、左腋窩を撮影したものです。黄い矢印は、センチネルリンパ節に流入するリンパ管、赤い矢印はセンチネルリンパ節です。ばっちりとセンチネルリンパ節をとらえることができましたgood
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センチネルリンパ節を見つける方法は3つあります。上写真のように蛍光色素を使った蛍光法、放射性同位元素を使ったRI法、特殊な色素を使った色素法です。
 
福井赤十字病院hospitalは、3つの方法を全て使って100%の検出率を目指しています[1][2]happy02 このリンパ節に転移があるかどうかで、病期(ステージ)と治療方針が大きくかわるのです。正確にみつけなければいけませんthink
 
下写真は、以前行ったセンチネルリンパ節生検蛍光法)です。左踵の悪性黒色腫(メラノーマ)だったと思います。
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蛍光法は、こんな感じでリンパ管が一目瞭然なんです。すごいでしょgood画像が綺麗なのは、このときはカメラから直接録画していたからですね。 
 
未だに、この3つの方法を行っている皮膚科施設は全国的にはめずらしいようです。またさらに、これをするために病院に出張する開業医も全国的にはめずらしいかもしれませんねsmile
 
悪性黒色腫(メラノーマ)の診断と治療は、私の専門分野の1つです。黒子(ほくろ)が心配になったら受診してください。的確に診断しますhappy01
 
(参考文献)
[1]中川雄仁、藤井弘子、西村陽一: 当院におけるセンチネルリンパ節生検蛍光法の経験 皮膚の科学 2008: 7(1);75-78
[2]中川雄仁、藤井弘子、西村陽一: desmoplastic malignant melanomaの1例 臨床皮膚科: 2008: 62(8); 571-574
   
(院長)
 
 

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