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2018年3月

2018年3月28日 (水)

4月の土曜日診療の応援医師

土曜日の午前診は、応援医師による2診体制で行っています。
 
4月の土曜日午前診の応援医師は以下の通りです。
 
4月 7日   八木医師
4月14日 登谷医師(女性医師)
4月21日 藤田医師
4月28日   臨時休診
 
(院長)
 

2018年3月25日 (日)

ニキビ治療の講演 in 埼玉

昨日は、埼玉県大宮市ニキビ治療の講演をしてきました。
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出張ラッシュ第1弾の皮切りの講演です。
 
これから7月まで、今のところ10本の講演が続きますcoldsweats01
 
講演を聞きたいと言ってもらえるだけで嬉しくてhappy02、全て断らずに受けていたらこんなに増えてしまいましたcoldsweats02
 
大丈夫かなぁcoldsweats01
 
今回の講演では、特に過酸化ベンゾイル製剤「長期低用量療法(仮)」エピデュオ萎縮性瘢痕予防効果を詳しくお話ししました。
 
続いて、師長の看護サイドからのニキビ治療の講演と実演がありました。
 
彼女のスライドには、ところどころにノラくんcatの写真が出てきます。和みますねdelicious
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患者指導の実演中の写真です。分かり易くて、チーム医療の大切さがよく伝わる講演でした。
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ところで、上写真の真中に立っておられる方は、座長をしていただいた町野皮ふの町野院長です。
 
皮膚科診療に対して大変熱意ある先生でした。座長ありがとうございました。
 
4月に名古屋の講演でコラボする咲くらクリニッの小林院長もそうですが、最近の開業医さんの診療に対する情熱はすごいです。
 
私も負けていられません。明日からの診療頑張りますgood
 
(院長)
 
 

2018年3月21日 (水)

花粉症だにゃ

雪が無くなったと思ったら、一気に花粉の季節ですweep
 
院長も私も花粉症ですsweat01
 
ディレグラ*のおかげで楽に過ごせていますnotes
 
空腹時に飲み忘れた時は…これからしばらくはディレグラのお世話になりますshine
 
ちなみに、ノラ君は今の所そのような症状はありませんcat
ですが、春眠暁を覚えずで、段ボールのサークルに入ったまま出てきませんsleepy
 
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あと10日で4月です、新年度になりますねcherryblossom
新人は居ませんが、新たな気持ちで頑張りますscissors
  
院内はソファーをリフォーム中ですchair少し硬い椅子でしばらくは我慢してくださいwink
  
新しいといえば、4月から大阪日赤、福井日赤hospitalとの連携を密にして、より高度な治療を提供できると思います。
  
ざ瘡治療、紫外線治療、乾癬治療では最先端の治療をお届けするために日々勉強中up
 
その為、土曜日の午後の特殊治療の時間が少なくなってしまい申し訳ありませんwobbly
  
花粉に負けず頑張りますcherry  あと少しでクリニックの前のフラワーボックスに、沢山のチューリップtulipが咲いてくれると思います。楽しみですheart04
  
当院では花粉症治療も行っています。この時期は、顔のかゆみでお悩みの患者さんも多くいらっしゃいます。内服治療などご相談ください。clover
 
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まだまだ寒くなったり、あったかくなったりで毛布が手放せないノラ君でしたcat                            
 
(師長)
 
*ディレグラは、花粉症による症状、中でも特に鼻炎症状(鼻水、鼻ずまり、くしゃみ)に抜群によく効く内服薬です。
by 院長
Photo
 

2018年3月11日 (日)

ニキビ治療のWEB講演会

皮膚科専門医でも、ニキビ治療において抗生物質のみの処方がまだまだ多いらしいcoldsweats01
 
通院をしたくなく、即効性のみを要求する患者さんが多いのもその原因の一つではありますが・・crying
 
しかし、耐性菌問題萎縮性瘢痕(治せないニキビ痕)の予防という観点から過酸化ベンゾイル製剤(ベピオ、デュアック等)アダパレン製剤(ディフェリン等)を積極的に使うことが世界的な潮流です。
 
少なくとも皮膚科専門医は、これらの薬剤を積極的に使わないといけません。
 
うまく使えば、抗生物質なんかよりもずーっときれいになりますからgood肌質も改善しますしねwink
 
さて来月、WEBライブセミナーを行います。詳しくは、マルホのホームページをご覧ください。
20180411maruho
 (医師向けのセミナーで、一般の方は受講できません。)
 
過酸化ベンゾイル製剤の副作用を抑えながら効果的に使用する方法を解説します。
 
特に、「過酸化ベンゾイル製剤の長期低用量療法(仮)」の内容を充実させる予定ですhappy02 
  
安易な抗生物質のみの治療は、耐性菌を発生させてニキビが治りにくくなり、徐々に萎縮性瘢痕(治せないニキビ痕)が増えていきます。
 
市販薬による自己治療も同じです。
 
萎縮性瘢痕になってしまってから受診される方が結構多いのですが、時既に遅しなのですweep
 
医師だけでなく、一般の方への啓蒙もこれからはもっと必要ですね。
 
(院長)
 
 
*急性期治療で抗生物質を投与することは問題ありません。また、抗生物質でしか治療できない方がおられるのも事実です。しかし、全体としての処方の中心は、過酸化ベンゾイル製剤やアダパレン製剤であるべきです。
 
 

2018年3月10日 (土)

講演ラッシュ第1弾

講演ラッシュが今年も来たーsign03
 
昨年同様に、3月後半より講演が目白押しですcoldsweats02もう既に、年末までに11件の講演依頼がありました。
 
現在確定している上半期の講演は以下の通りです。
  
3月24日   埼玉大宮でニキビ治療の講演
4月11日   ニキビ治療のWEBライブセミナー
4月15日   名古屋でエキシマライト治療の講演
4月21日   東京でニキビ治療の講演
4月22日   東京でエキシマライト治療の講演
6月 3日   広島の総会でレーザー治療の講演
6月20日   乾癬治療薬オテズラのWEB講演
6月30日   香川高松でニキビ治療の講演
 
講演の準備は大変sweat01ですが、このような機会を与えて頂き、関係者の方々には大変感謝をしておりますhappy02
 
現在のところ出来上がったパンフレットは以下の通りです。
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1
 
 (院長)
 
 

2018年3月 4日 (日)

ざらざらお肌を治しましょう(小児アトピー性皮膚炎のtight control)

赤ちゃんのお肌をさわってみようhappy02
 
つるつるしてる?ざらざらしてる?
 
ざらざら肌アトピー性皮膚炎(以下アトピー)かもしれませんshock
 
私が診察の時に、子供たちのお肌を触っているのは、ざらざら肌を探っているんですwink
 
診察してみると、ざらざら肌アトピーの子は沢山います。お母さんは、気づいていないことが多いですけどねcoldsweats01
 
下写真の赤ちゃんのお肌も、触るとざらざらしていました。これは単なる乾燥肌ではありません。アトピーなんです。
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この皮膚の中には、炎症細胞がいっぱい浸潤しています。保湿のみで改善できる状態ではありません。
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この炎症細胞を早期に消退させないと、アトピーはどんどん進行していきますshock
 
そして、このざらざら肌からダニや食物由来のアレルゲンが侵入して、食物アレルギー喘息などを発症してくることが知られていますshock[1]
 
下写真の子供の場合、全身の保湿はされていましたが、⬆︎で示した目立つ湿疹のみにお薬が塗られていました。
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しかし、触診すると全身がざらざら肌でした。全身の皮膚が炎症を起こしているんですね。
 
ざらざら肌を全て治療すると右側の写真のように綺麗になりました。これが本来のこの子の肌なんですhappy01つるつるでしょ。
 
ロコヒル*で治しましたsmile
 
このざらざら肌ゼロを目指すことをtight control(タイトコントロール)といいます。
  
実は、プロアクティブ療法の真髄はここにあるんですwinkただ単にロコヒルを塗り続けることがプロアクティブ療法ではありません。
 
毎回診察でお肌を触っているのはこのざらざら肌を探るためなんですよ。そして、それに従って外用剤の種類(レベル)、塗る量、頻度、塗る範囲を決定しています。 
 
Tight controlされた肌は、皮膚からのアレルゲンの侵入(経皮感作)を防ぐことができ、将来の食物アレルギーや喘息などのアレルギー疾患の発症を予防することができます[1][2]
 
さらにTight controlは、アトピーの重症化と遷延化を防ぎ予後を改善するという報告もあります[2]
 
読み終わったら、早速赤ちゃんのお肌を触ってみましょうwink
 
 
(参考文献)
①Lack G et al.: N Engl J Med 2003; 348:977-85.
②片岡葉子:皮膚の科学 2015; 14(Suppl.23):13-18.
 
*ロコヒルは、ロコイド軟膏とヒルドイドソフトの混合軟膏です。混合比により3種類あります。開業時に師長が命名しました。
 
(院長)
 
 
apple重症例や大人は、血液データ(TARC: ターク)も使って更に精密にコントロールします。
 
プロアクティブ療法の過去のブログTARCを使用したアトピー性皮膚炎の治療
 
banana過去のブログでも述べている通り、tight controlされている患者さんは、経皮感作がなくなるため大人でも急速にIgEが低下していきます。 
 
 
 

3月土曜日の応援医師

前回お知らせした3月土曜日の応援医師について変更があったため再掲します。3月10日は通常通り医師2診体制で行います。
 
土曜日の午前診は、応援医師による2診体制で行っています。
 
3月の土曜日午前診の応援医師は以下の通りです。
 
3月   3日    登谷医師(女性医師)
3月  10日 応援医師なし登谷医師(女性医師)
3月  17日 藤田医師
3月  24日   山下医師(女性医師)
3月  31日   八木医師
   
3月10日は、医師1人のため混雑が予想されます。3月10日は通常通り医師2診体制で行います。
 
(院長)
 

2018年3月 1日 (木)

難治性白斑(はくはん)の治療

簡単に縮小する白斑もあれば、たとえ小さくても中々小さくならないものもあります。
 
下の写真の患者さんは、上眼瞼部の小さな白斑ですが、ナローバンドUVB照射は全く効果がありませんでしたcrying
 
しかし、エキシマライトの単独照射やフラクショナルレーザーの併用で漸く縮小し始めました。
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ただし、上眼瞼部は縮小したのですが、眉毛の中に白斑が少し広がってきていますshock 
 
眼瞼や眉毛周辺の白斑は意外に難しい部位です。特に被髪部は効果がほとんど見込めません。
 
よって、先月1mmミニ植皮術を行いました。1ヶ月ほどで点々と少し色素(赤い矢印)が出てきましたねhappy02
1mm2
 
あとは、エキシマライトやフラクショナルレーザーを照射して白斑を縮小させていく計画ですgood
 
ところで、眼瞼周囲はエキシス308石英アプリケーターが照射口が目に掛からず当てやすいhappy02当てているところも目に見えますからね。
Photo
 
この患者さんは、ゴールデンウイーク頃にはかなり良くなっているでしょうから、また報告します。
 
以上の治療の概要は過去のブログを参照:当院の尋常性白斑治療
  
(院長)
 
*先月は、2例の白斑の植皮術を行いました。もう1例はもっと広範な部位を行っています。上写真の方は、承諾を取れたため掲載させていただきました。
 
*以上のレーザー治療や植皮術の技術料はいただいておりません。適応があり、同意を得られた方のみ厚意で行っています。希望されても適応のない方には行いません。適応は医師が判断します。
 
 

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