レーザー・フェイシャルの威力
レーザー・フェイシャルは、3回以上受けられる方のみお受けしています。
1回 35.000円
YouTube: V-Beam Laser for Sun Damage - Dr. Cassandra Claman, Springfield Clinic Dermatology
にしむら皮フ科クリニック
YouTube: V-Beam Laser for Sun Damage - Dr. Cassandra Claman, Springfield Clinic Dermatology
当院では、巻き爪はワイヤー法(当ブログの「巻き爪を治そう」http://clinic-n.mitelog.jp/blog/2010/10/post-2cef.html)とコレクティオ(http://www.makitsume.jp/)とで治療を行っています。
費用が安く、簡便なワイヤー法をメインで行い、ワイヤー法で治療が困難なものに対してはコレクティオを使用しています。
ワイヤー法の原理は簡単で、爪に超弾性ワイヤーを通してその復元力で巻き爪を改善させます。
柔らかい爪の方は、ワイヤー(→)挿入直後から巻き爪が矯正されています。
ワイヤー法は、途中で爪が割れたり、外れたワイヤーが刺さってケガをしたりすることが稀にあります
当院でのオリジナルな工夫は、爪の上に3Mという医療用の紙テープを貼ります。これで強度が増して爪が割れにくくなり、ワイヤーが飛び出す心配もありません
テープだけでは味気無いので、少しデコレーションをしています(女性の方限定)。可愛いでしょ 結構患者さんに喜ばれています
ワイヤー法は、爪に穴をあけるだけですので、痛みはありません。治療時間は、片足5〜10分程度ですが予約制です。
自由診療ですので保険はききません。
処置料1600円(片足)
超弾性ワイヤー4000円(3回程度使える分)
その他初診料(1500円)と再診料(900円)は別途かかります。
巻き爪でお困りの方は、受診をおすすめします
(院長)
*残ったワイヤーは滅菌して次回治療まで当院で保管しています。
*「巻き爪を治そう3」では、コレクティオ治療をお話する予定です。
〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605
にしむら皮フ科クリニック
当院は、イボ(いぼ)治療に力を入れており色々な治療を行っています。では、その中で最もオーソドックスな治療法を紹介いたしましょう
当院のイボ(いぼ)治療の主役は、スプレー式のCryoProです。世界的にはスプレー式が主流です。
スプレー式は、液体窒素を綿棒でつけるのではなく吹き付けるタイプですね 衛生的で強力です
YouTube: Liquid nitrogen for wart.
液体窒素がイボ(いぼ)に効果的に作用するためには、治療前にしっかりと角質を除去しておくことが大切です。 角質は熱伝導が悪く、液体窒素療法の最大の障害になるからです また、角質を除去するとダーモスコピーにて治療状況がよくわかります。
では、本日受診されたイボの患者さんで治療内容を紹介しましょう
下写真の点線の囲いは、かかとのイボ(いぼ)の角質を除去したところです。じっくり5分以上かけて除去しました
当院では、ダーモスコピーで治療状況を患者さんにお見せしています
これは、上写真の→の囲い部分のダーモスコピー所見です。下写真の*の部分の指紋が不明瞭ですね。まだイボ(いぼ)が残っているようですイボ(いぼ)がいると指紋が歪んだり、不明瞭になったりします。
この時点で、iPhone用のダーモスコピー(下写真右側)は非常に重宝します。数秒の操作でiPadに画像を転送できるため患者さんに説明するのに便利ですね 前の画像と比べて改善度を示すこともできます
画像でイボ(いぼ)の治り具合が見れるため、患者さんのモチベーションもあがりますね それに、ここまで精密にするためイボ(いぼ)の取り残しががほとんどありません
イボ(いぼ)でお困りの方は、是非受診してください 他にも、難治性イボ(いぼ)に対する色々な治療法を準備しています
(院長)
*上のイボ(いぼ)のダーモスコピー所見は治療終了真近の写真ですが、治療開始頃(角質除去後)の所見は下のように見えます。何かの巣の中の卵みたいですね。グロテスクですね〜 イボ(いぼ)のまわりが白色なのは、冷凍療法直後のため。
*ちなみにiPhoneとiPadのコンビは、様々な場面で使っています。下の写真は円形脱毛症の方のです。トリコスコピーですね。脱毛症の方の頭皮の状態を説明するのに使っています。
当院での白斑治療は、以下の3本柱で行っています
①外用療法
②光線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
③植皮術(1mm ミニグラフト療法)
昨年、県下で唯一エキシマライト光線療法を導入しました。その効果は絶大で、顔面の白斑に限ればほぼ全例に効果があり、著効例(80%以上改善)は6割を超えます。
エキシマでも改善が乏しい方や、もう少しが改善しない方には③植皮術が有効です しかし、通常の植皮術(水疱蓋植皮術を含む)は、治療の負担が大きく日常生活の制限もあります
そこで当院では、1mm ミニグラフト療法を今年より開始しました。
下図のように下腹部から1mmの皮膚を取って白斑に植えます。通常の植皮術と違って低侵襲で、術後の日常生活制限がほとんどありません
(加藤祐史ら: MB Derma, 172:17-22, 2010.)
エキシマライト治療半年後にはかなり縮小しました しかし、この辺りから縮小の度合いが鈍ってきました
そこで今年の2月に本人の同意を得て1mm ミニグラフト療法を行いました。→は植皮した部分です。これにエキシマライト当てて育てていきます
1回目の植皮が成功したので、2回目を今年5月に行いました。→が前回植皮部、点線の囲いが今回植皮部です。
今現在の状態です。2回目の植皮の成長がすこし停滞していますが、かなり白斑が縮小しました。
しばらくは、エキシマライト治療だけで経過をみたいと思います。
2週間前にも1例行いました。下写真は初診時で、エキシマ治療の開始前です。
植皮後1週間の写真です。小さな点は植皮した皮膚です。今後の経過をいずれこのブログで紹介したいと思います。
(院長)
*現在この治療に関する手技料は無料にしています(混合診療禁止の関係から)。しかし、適応はこちらで決めていますので希望されてもできない可能性があります。エキシマ治療などで効果が乏しい方を対象にしています。
今回も毛細血管拡張症(チリチリとした血管)の治療のお話です。しかし、今回の部位は鼻尖部です。この部位は男性の方に多く見られますね
本日たまたま、わがチームあひる(ダイビング)のインストラクターにこの部位の毛細血管拡張症をみつけました。
早速、Vビーム(下写真のピンク色のレーザー)で治療をさせていただきました。治療中はほとんど痛みはなかったそうです
(下写真:ジェントルレーズとVビーム)
照射直後で赤みがありますが、ものの見事に毛細血管が消失しました。すばらしい
鼻尖部から鼻翼部の毛細血管拡張症は、ほぼ1回で消失します。さらに保険適応です。気になる方はご相談ください。
(院長)
*ただし、電話でのご相談は一切お断りしております。
*Vビームは、毛細血管拡張症には保険が適応されますが、Vビーム・レーザーフェイシャルは保険適応ではありません。
念願のVビームがきました
Vビームは、世界で最も親しまれている血管病変治療用のダイレーザーであり、 単純性血管腫、イチゴ状血腫、毛細血管拡張症の治療では、最近保険適応になりました
下写真左側は、酒さによる毛細血管拡張症。右側写真はVビーム治療後(CANDELAホームページより)
しかし、欧米ではむしろSkin rejuvenation(皮膚の若返り)のレーザーとして知られています。小じわ、シミ、チリチリとした顔面の毛細血管拡張、ひどいニキビや赤いニキビ痕にも効力を発揮します。
当院では、現在ジェントル・レイズのレーザーフェイシャル(下動画)を行っていますが、Vビーム・レーザーフェイシャルはこれをさらにパワーアップさせてたものになると考えています
今後、治療内容や効果を当ブログにアップしていきたいと思います。現在レーザーフェイシャルを継続的に受けておられる方は、Vビーム・レーザーフェイシャルを是非おすすめします。
(院長)
*ジェントル・レイズのレーザーフェイシャルは、当ブログのソバカス治療を参照してください。
*レーザーフェイシャルは、自由診療であり保険はききません。
*現在、Vビームの単純性血管腫(赤あざ)やイチゴ状血管腫に対する治療は予定しておりません。
〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 にしむら皮フ科クリニック
昨日は、にきび(ニキビ)治療薬のディフェリンゲル発売3周年記念講演会に招待されて東京に行ってきました
お台場のホテル日航東京で行われました。
わが京大医局の宮地教授の基調講演からはじまり、2時間みっちりとディフェリンゲルの講演を聞きました
講演後の意見交換会では、柳原加奈子がナース姿で突然現れて驚きました
撮影は禁じられていて写真はおみせできませんが・・・。
まさに、こんな感じでした。
ディフェリン・ゲルは、にきび(ニキビ)治療の世界的な標準治療薬であり、日本だけでなく世界的にも推奨度Aとされている薬です。
欧米に10年遅れてやっと3年前に日本に入って来たのですが、まだまだ一般的には浸透していないようです。
もっと、皮膚科医が啓蒙していかなければいけませんね
(院長)
〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605
にしむら皮フ科クリニック
毛細血管拡張性肉芽腫(pyogenic granuloma : PG)は、日常診療でよく遭遇する血管腫の一種です。
以前2度、この治療法(毛細血管拡張性肉芽腫の結紮療法)について詳しく紹介しましたので、この治療を希望されて来院される方が増えました
本日は、急激に大きくなった後頭部の腫瘍で受診された患者さんです。専門医であれば一目でPGを疑いますね この患者さんも前回同様に妊婦さんでした。妊婦さん多いですね
治療は通常、切除か炭酸ガスレーザーでしょうか? かなり出血しそうですね 局所麻酔もしなくてはいけません。再発もよくしますしね しかも、妊婦さんです。
当院では、やはり結紮療法(麻酔なし)です 絹糸で結紮(結ぶ)すると腫瘍は駆血されて白くなっています。
1週間後には、きれいにとれていました。紅斑がのこっていますが、1ヶ月以内に消失します。
知り合いの医師からうまく行かなかったといわれることがあります。よく聞くと全員やり方が間違っています 簡単ですがポイントがありますので、やみくもに結紮しても失敗します。
この症例もそうですが、悪性腫瘍との鑑別のため病理検査は必須です。結紮すれば出血しませんので、組織を一部病理検査にまわしましょう
県外から1日だけで治療をしてほしいという問い合わせがかなりあります。最低でも3回以上(初診、治療の予約日、経過観察など)指定された日に受診する必要があります。よって、基本的に県外の方はお断りしております。
(院長)
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手と足にうみ(膿疱)とかさかさ(鱗せつ)ができる原因不明の難治性の皮膚病です。
悪化時は、膿疱だらけになって歩行ができないくらい痛くなることがあります
当院では、308nm波長の紫外線(エキシマライト)を照射して治療しています
当院で使用している機械VTRACは、現在国内で販売されている機械の中では最もパワーが強く、手足という分厚い皮膚でも治療効果が期待できます。
特に、内服(抗アレルギー剤や抗生剤など)や外用(ビタミンD3やステロイドなど)にて治療抵抗性の方に照射しています。
下写真の方は、ビタミンD3とステロイド外用にて効果が乏しかったたためにエキシマライト光線療法を開始しました。
効果を上げるために、最初は週2回受診されることをお勧めします。よくなれば、徐々に間隔を空けていきます。
ただ、掌蹠膿疱症でもいきなりエキシマライトを照射することはありません 大半の方は、生活指導(禁煙やうがい励行など)、内服や外用でコントロールできます。
掌蹠膿疱症でお悩みの方は、ご相談下さい。
(院長)
*最初のころは、なかなか治療効果があがらず苦労しましたが、最近ではテクニックが向上して、難治性の方でもかなり良好な結果が出せるようになってきました
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