2016年4月12日 (火)

画期的ないたずら防止策

先週の土曜日は、外来が早く終わったので、遅蒔きながらも足羽川沿いへ花見cherryblossomに出かけました。
 
もう桜cherryblossomも終わっているし、誰も来ていないだろうと思ったら、結構人が多くてびっくりしましたcoldsweats02桜の花びらも、まだかなり残っていて綺麗でしたよhappy02
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ところで、診察室の子供達の振る舞いで困る事があります。それは、子供達が電子カルテや検査の器械を触る事ですweep
 
医療機器を破損する事も度々ありますcryingそして、注意すると親御さんに逆ギレされる事もありますbearing
*逆ギレした母親が、電子カルテを殴って破壊してしまったこともありましたね〜shock(院長談)
 
そこに救いの手がheart04私達を救ってくれたばかりでは無く、待っている時間退屈な子供達にとっても嬉しいプレゼントになりましたshine
 
この写真の積み木は患者さんが作って持ってきてくださったものですlovely
 
クリニックから車で5分ほどのところにあるひのき屋さんと言う手作り家具のお店のオーナーさんですclover
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食パン、カボチャ、リンゴ、汽車の形、特に手前の2つが人気あるようですnotes
 
カボチャは実物を見たことがない子供さんには難しいようで、畑で採れたままの形を見たことがない子は解らないようですsweat01
 
子供は遊ぶことが上手ですgood檜の香りがするので癒されますねscissors
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ついでに、頂き物つながりでcat当院ではノラ君(下写真)と言うクリニックのマスコットネコが居ますが、スタッフは猫好きばかりheart01
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滅菌の器械から器具を出す時は高温になっているので、軍手が必須なんですpaper
 
その軍手にと、こんな可愛い軍手を頂きましたupテンションが上がります!頑張って仕事するぞ〜

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お二方に感謝ですheart04ありがとうございました。
 
(師長)
 

2016年4月 8日 (金)

暖かくなってきました

ここ最近ぐっと暖かくなってきましたねwink
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暖かくなるにつれて、小児アトピー性皮膚炎の患者さんは、急速に改善してきています。 
 
プロアクティブ療法(過去のブログの外用頻度も週1〜2回で良好なコントロールの方がかなり増えてきましたhappy02 
 
ゴールデンウイーク過ぎから、多くの患者さんは寛解状態になり、外用頻度が週1回以下になります。長期寛解から治癒を目指してがんばりましょうgood
 
ところで、以前に私の手の甲のシミ治療(過去のブログを紹介しました。その後の経過をブログにアップすると言っておきながらすっかり忘れていましたcoldsweats01
 
ということで、経過の写真をアップしますね。最近、レーザー照射したシミがポロポロととれてきましたhappy02
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照射前はというと、下写真のようにシミだらけでしたwobbly手荒れもひどいcrying
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手荒れも治療中で少し良くなったでしょ。仕事で毎日200回近く手洗いをしているにもかかわらずですwink
 
手荒れの治療についても、今後ブログで紹介していきたいと思いますsmile
 
自分のシミについては無頓着だったのですが、師長から厳しく指摘されたので治療することにしました。また経過をブログにアップしますねwink
 
*現在、新規のシミ治療は行っておりません。
 

2016年3月31日 (木)

レーザーのメンテナンス

昨日は休診日ですが、午前中は業者の面談や、レーザー治療を中心とした診療がありました。
 
レーザー治療終了後は、シネロン・キャンデラ社製レーザーのメンテナンスです。
 
レーザーは、かなりナイーブな機械ですので、定期的にメンテナンスしてやらないとすぐ愚図りますcoldsweats01
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当院所有のレーザー7台のうち6台は、シネロン・キャンデラ社製です。6台のメンテナンスの年間経費は相当なものですcrying
 
まぁ、レーザー治療は趣味みたいなものですから、収益は二の次ですけどねsmileまたレーザーが使えると、皮膚疾患治療の幅も大きく広がりますからwink
 
ところで本日、シネロン・キャンデラ社から、5月22日(日)に東京で開催するセミナーの講師を依頼されました。
 
『当院のレーザー治療のテクニック』という題で、あまり知られていない治療テクニックなどについて講演したいと思っていますgood
 
(院長)
 

2016年3月27日 (日)

長期投薬制限

今年は、2年に1回の診療報酬改定です。先日は、電子カルテシステムの変更が大変でしたwobbly
 
ところで今年は、色々な点が改定になりましたが、私が注目しているのは期投与の取り扱いが明確化されたことです。
 
最近、無節操な60日や90日といった長期処方が問題となっていました。
 
よって、30日を超える長期投与を明確化したのです。裏を返せば、通常の長期処方は30日以内ということです。
 
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要するに、「長期の投与が可能な程度に病状が安定している」=「真面目に通院して病状が改善し安定している」方に30日を超える処方が必要最小限で可能ということです。それ以外は、(ア)〜(ウ)となります。当院では(ア)ですね。
 
「仕事(あるいは子供の習い事)が忙しいから来れないので薬を沢山をください」は、30日を超える長期処方の理由にはならないということです。
 
しかし、初診の患者さんや久しぶりの再診の方は、予見可能となると2週間まででしょう。
 
今後は、変な長期処方をしていると査定や指導の対象になり得るでしょうねcoldsweats01
 
(院長)
 
 

2016年3月25日 (金)

4月土曜日の応援医師

土曜日の午前診は、赤十字病院hospitalからの応援医師による2診体制で行っています。
 
4月の土曜日午前診の応援医師が決定しましたので掲示します。
 
4月 2日 藤田医師
4月 9日 登谷医師(女医)
4月16日 藤田医師
4月23日 八木医師
4月30日 休診
 
(院長)
 

2016年3月24日 (木)

アトピー性皮膚炎の新ガイドライン

先月、日本皮膚科学会より『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版』が発表されました。7年ぶりの改訂です。
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改訂された内容は色々ありますが、特に注目すべきところは、プロアクティブ療法と病勢マーカーとしてのTARC値の話だと思います
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          (アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版より引用)
 
  
TARCを使用したプロアクティブ療法の実際は、このブログでも再三再四述べている通りです。
 
 
まだまだ具体性に乏しい記載ではありますが、この治療法がガイドラインに初めて掲載されたことに意義があります。それも、推奨度1(強く推奨する)エビデンスレベルA(結果はほぼ確実)で。
 
私の経験では、小児アトピー性皮膚炎の内に導入すれば、ほぼ100%コントロールできて完全寛解(過去ブログ)に持ち込めますgoodただし、通院されない方(ルーズケア)は無理ですが・・shock
 
 
これにより、除去食の必要もなく、食物アレルギーの発症も防ぐことができます。この点は、まだ今回のガイドラインには載りませんでしたが・・weep
 
過去のブログ:食物アレルギー
 
不必要な除去食が多すぎますからね。むしろ除去食は、アレルギーを増大させることが報告されています(The LEAP study)(*)
 
 
よって最悪なケースとは、外用治療をろくにせず、除去食に一生懸命精を出しているアトピー患者さんということになりますcrying
 
(院長)
 
*すでに食物アレルギーを発症し、医療機関で適切に除去食が行われている方は除去食の継続が必要です。自己判断で中止すると大変危険です。
 
以前、小児アトピー性皮膚炎治療で有名な国立成育医療研究センターの大矢先生が、アトピー性皮膚炎で除去食が必要だった症例はほとんどないと講演でおっしゃっていましたが、私も同感です。要するに、外用が十分にできてないだけと言うことです。
 
 

2016年3月21日 (月)

春ですね。

今日は、晴天でしたねsunここ数日暖かい日が続き、もうすぐ春といった感じですhappy01
 
外に出たくなって、クリニック近くの川べり(足羽川)まで散歩に行ってきました。風が強くて少し寒かったですが、気持ち良かったですhappy01
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しかし、ノラくんcatは寒がりなので、炬燵(こたつ)から顔を出しての食事ですsmileだわもんやなぁsmile(*)
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いまさら凛々しい顔しても炬燵の中じゃ、格好つかんぞsmile
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ところで先日、待合室の壁の絵も春のバージョンに替えました。清々しい景色で、春のイメージにぴったりでしょgoodトーマスマックナイトの「灯台の見えるゴルフ場」です。
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重いので、掛けるの大変だったんですsweat01四季に応じて、絵を替えています。
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本当は、1月に掛け替える予定だったのですが、だわもんなものでこの時期になってしまいましたsmile
  
(院長)
 
*だわもん:福井弁で「面倒くさがり」の意
 
 

2016年3月15日 (火)

にきびの新治療戦略2

以前このブログで、過酸化ベンゾイル(デュアック配合ゲルとベピオゲル)とディフェリンゲルの併用療法についてお話をしましたhappy01
 
過去のブログにきびの新治療戦略
 
簡単にまとめると、過酸化ベンゾイルを先行使用して即効性を期待し、その後ディフェリンを追加して相乗効果を狙い、赤にきびが出なくなる3ヶ月以降にディフェリン単独維持療法に持ち込むというものです。
 
今回は、症例を提示して具体的にお話をしたいと思います。
 
1)まず最初に、即効性のある過酸化ベンゾイルを先行使用します。大体2〜4週間程度。
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この症例は、過酸化ベンゾイルとしてデュアック配合ゲルを使用しています。
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最初の1−2週間は、副作用を考慮した使用量の調節が大切です。詳しくは、またの機会にwink
 
軽症の場合は、これだけでも治癒しますので、その後は維持療法に持ち込むか、そのまま終了しても良いでしようgood
 
 
2)問題は、中等症以上のざ瘡瘢痕(にきび跡)を残しそうなタイプです。私は、積極的にディフェリンゲルを併用します。
 
デュアック配合ゲルを外用して1ヶ月もすると、炎症性ざ瘡(赤く膨れたにきび)は無くなってきます(下写真)。
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この辺りからディフェリンゲルの併用開始です。
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     +
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なぜ最初から併用しないのかというと、副作用が強いからです。使用時期をずらすと副作用をかなり低減できますgood
 
 
3)そして、新生ざ瘡(新しいにきび)が殆ど出なくなってきた頃に、ディフェリンゲル単独の維持療法に入ります。
 
下写真は、併用療法4ヶ月目ですが、にきび跡もかなり改善していますgoodここまで来れば過酸化ベンゾイルは中止か屯用程度にします
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この頃に、まだ赤いにきび跡(PAE; post-acne erythema)が残っているようなら、Vビーム(ダイレーザー)を照射するとさらに綺麗になりますねgood
 
 
danger注)Vビームは、当院に真面目に4ヶ月以上(維持期まで)通院されているが、効果が不十分であったニキビ跡患者さんで、かつ当院医師が必要と認めた方のみに行います。
 
 
以上の他にも幾つかのバリエーションがありますが、これが当院のベーシックな治療法です。
 
(院長)
  
*以上は平均的な治療経過です。全ての症例が同じ経過を辿るわけではありません。 
*ガイドライン作成委員の谷岡先生は、掌で2種類(ディフェリンとベピオ)を混ぜて夜に一遍に塗るそうです。私は、全く違った方法で塗りますsecret
*写真掲載は、患者さんの承諾を頂いております。
 
 

2016年3月10日 (木)

超遅発型薬疹〜2年前以上内服している薬が原因に〜

今年の1月末頃、義父の体幹に皮疹が出現してきましたshock
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病理検査は薬疹の所見を認め、現在内服中の薬剤に対してDLST(リンパ球刺激試験、薬疹の原因をみつける検査)を行うと陽性が2剤ありました。

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2剤とも2年以上内服しています。そのうちの1剤は、何とビオフェルミンR(乳酸菌製剤)という整腸剤でしたcoldsweats02
 
実は、2年以上前から胃腸の状態が悪く、時々イレウス様症状を起こして入院していました。しかし、検査をしても原因不明でしたwobbly
 
それが、薬剤を中止した途端に皮疹の消退だけではなく、胃腸の状態も絶好調になりましたgood
 
私自身は、過去にもこのような超遅発型薬疹のケースを何度も経験しています。ずっと以前より内服してるから大丈夫というのは必ずしも当てはまりませんthink
 
(院長)
 
*もしかすると、以前から予兆の皮疹が出ていたかもしれません。皮膚科医としては、その予兆を見つけることもとても大切です。
過去のブログ;重症薬疹の前兆
  
 

2016年3月 7日 (月)

ホワイトアレックス(white Alex)

昨日の日本臨床皮膚外科学会の企業ブースで、ホワイトアレックスを見つけましたhappy02
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女医さんを中心に売れているようです。私を知らない担当者が近づいて来て、ホワイトアレックスをアピールしていました。
 
発案したの俺だっちゅうのangry(本当は師長bleah);ホワイトアレックス
 
ところで、ダイビングのし過ぎと、日焼け止めもせずバンバン日に当たっていたせいで、手の甲に凄いシミができてしまいましたshock手も荒れているしcrying1日200回くらい手洗いしてますからね〜coldsweats01
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皮膚科医としてこれはダメだろうと師長に怒られて、ホワイトアレックスを当てました。
 
下写真は照射直後です。照射直後は一旦シミが濃くなります。さぁ、これがどうなるか乞うご期待wink
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診察中に私の左手のシミが汚らしいですが、ご容赦ください。2週間ほどでかさぶたになって取れるはずですのでsmile
 
手荒れも治しますねwinkポイントはワセリン治療ですgood手の経過は、今後ブログにアップします。
 
最近の実感としては、アザ治療はアレックス2ルビーZ−1の方が優れていますが、ことシミ治療に関していうとホワイトアレックス(アレックス1)が一番ですよwink
 
*現在、上記の治療も含めて新規のシミ治療はしておりません。
 
(院長)
   
 

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